まだまだ無理は禁物!「褥婦(じょくふ)」の時期に知っておきたい基礎知識と安全ガイド

出産を終えたばかりのママは、ホッとした気持ちと同時に、体のあちこちに疲労や痛みを感じているのではないでしょうか。 「褥婦(じょくふ)」とは、まさにこの出産直後から体が妊娠前の状態へ戻るまでの時期を指します。 この産褥期(さんじょくき)はおよそ6〜8週間とされ、ホルモンバランスや子宮の回復、母乳の分泌、メンタル面の変化など、体の内外で大きなリセットが行われる大切な期間です。 一方で、「そろそろ動けるかも」と無理をしてしまうと、回復が遅れたり、思わぬ体調不良を招くことも。 本記事では、褥婦の時期に注意すべきポイントをランキング形式で紹介しながら、安心して体を整えるためのコツをお伝えします。 産後のリカバリーを上手に進めるために、まずは「休む勇気」を持つことから始めましょう。

  1. 褥婦(じょくふ)とは?──「産褥期(さんじょくき)」の定義と期間の目安
    1. なぜ6〜8週間が必要なのか?
    2. 「褥婦期」はどんな時期?
    3. 褥婦のセルフチェック
  2. 褥婦のカラダで起きる主な変化──子宮復古・悪露・ホルモンの揺らぎ
    1. ① 子宮復古(しきゅうふっこ)と後陣痛
    2. ② 悪露(おろ)による出血と清潔管理
    3. ③ ホルモンバランスの変化
    4. ④ 骨盤・筋肉・姿勢の変化
    5. ⑤ 体温・代謝・むくみの変化
  3. 時期別の過ごし方──産後1〜2週/3〜4週/5〜8週の「無理しない」指針
    1. 【産後1〜2週間】とにかく安静に、赤ちゃんのそばで過ごす
    2. 【産後3〜4週間】短時間だけ活動、でも「疲れたら即休む」
    3. 【産後5〜8週間】少しずつ外出・軽い運動をスタート
    4. 時期別に共通して大切なこと
  4. 褥婦期に「注意すべきこと」ランキングTOP7
    1. 第1位:長時間の立ち仕事・重労働・過度な外出をしない
    2. 第2位:湯舟入浴は自己判断しない(1か月健診で確認)
    3. 第3位:痛みや発熱・悪露の異常を見逃さない
    4. 第4位:無理なダイエットや激しい運動を避ける
    5. 第5位:母乳トラブルを放置しない(乳腺炎予防)
    6. 第6位:栄養・水分不足にならない
    7. 第7位:気分の落ち込みが2週間以上続く場合は早めに相談を
  5. 入浴・衛生と創部ケア──いつ湯舟OK?会陰/帝王切開部の守り方
    1. 産後1〜4週間はシャワーのみが基本
    2. 湯舟に入れるのは「1か月健診」で医師の許可が出てから
    3. 会陰切開・帝王切開のケア
    4. 外陰部の衛生とナプキン交換のポイント
    5. 体を温めながら回復をサポート
  6. 授乳・ミルク・栄養管理──初乳から量が安定するまで/乳腺炎を防ぐ生活術
    1. 母乳はいつから出る? 初乳から成乳への変化
    2. 母乳の分泌をよくするコツ
    3. 乳腺炎を防ぐ生活習慣
    4. ミルク育児との併用もOK
    5. 授乳中に必要な栄養素
  7. メンタルケアと受診目安──マタニティブルーズと産後うつの違い・相談先リスト
    1. マタニティブルーズとは?
    2. 産後うつの特徴とサイン
    3. 家族の理解とサポートがカギ
    4. 相談できる場所リスト
    5. セルフケアのコツ
  8. 産後のダイエットにはMommy Gymがおすすめ
    1. 特徴
    2. 料金・コース

褥婦(じょくふ)とは?──「産褥期(さんじょくき)」の定義と期間の目安

出産を終えた日本人女性が静かに横たわり、体を休めている姿。産後の回復期を象徴する穏やかなシーン。

「褥婦(じょくふ)」とは、出産を終えてから体が元の状態に戻るまでの女性を指す言葉です。 医学的にはこの期間を「産褥期(さんじょくき)」と呼び、およそ6〜8週間が目安とされています。 妊娠・出産によって骨盤が広がり、子宮が拡大し、ホルモンバランスが大きく変化していた身体が、 少しずつ回復へと向かうのがこの時期です。

なぜ6〜8週間が必要なのか?

出産後の女性の体は、まさに“全身がリセット中”の状態です。 子宮は妊娠中の約20倍にまで大きくなっていますが、産後は4週間で妊娠前の大きさに近づき、 6〜8週間でほぼ元の状態に戻るといわれています。 また、妊娠・出産に関わるホルモンも大きく変動しており、精神的にも不安定になりやすい時期です。 このため、体と心の両方をゆっくりと休ませる時間が欠かせません。

「褥婦期」はどんな時期?

褥婦期は、体の回復に加えて「新しい生活リズムに慣れる」期間でもあります。 夜間授乳や睡眠不足など、これまでになかったストレスが重なりやすく、 つい「もう大丈夫」と動きすぎてしまう人も少なくありません。 しかし、子宮や骨盤の回復が不十分な状態で無理をすると、出血が長引いたり、 腰痛やむくみ、さらにはホルモンバランスの乱れによる肌荒れや抜け毛などが起こることも。 この時期こそ“静養もトレーニングの一部”と捉え、体をいたわる意識を持ちましょう。

褥婦のセルフチェック

  • 悪露(おろ)がまだ鮮血のように赤い
  • 体温が37.5℃以上続く
  • 下腹部痛や腰の重だるさが強い
  • 気分の落ち込みや不眠が続いている

これらの症状が見られる場合は、回復が追いついていないサインです。 「産後1か月健診」や「2週間健診」で必ず医師に相談しましょう。 無理をせず、回復のスピードを自分のペースに合わせることが何よりも大切です。

褥婦のカラダで起きる主な変化──子宮復古・悪露・ホルモンの揺らぎ

産後の女性がベッドでお腹に手をあて、体の回復を感じながら休んでいる様子。

褥婦の時期は、見た目以上に体の中で大きな変化が起きています。 子宮や骨盤、ホルモンバランス、そして肌や髪にいたるまで、全身が少しずつ「妊娠前の状態」へ戻ろうと働きかけています。 この章では、産褥期に起きる代表的な変化と、その理由を詳しく見ていきましょう。

① 子宮復古(しきゅうふっこ)と後陣痛

出産直後、子宮は妊娠中の約20倍もの大きさに膨らんでいます。 産後はホルモンの働きによって収縮が始まり、4週間で妊娠前の大きさに近づき、6〜8週間で元の状態に戻るといわれています。 この収縮の過程で「後陣痛」と呼ばれる生理痛のような痛みが生じることがあります。 特に授乳時には、乳頭への刺激がオキシトシンというホルモンを分泌させ、 子宮を収縮させるため、痛みが強くなる傾向にあります。 痛みが強い場合は、無理をせず医師に相談しましょう。

② 悪露(おろ)による出血と清潔管理

出産によって剥がれ落ちた子宮内膜や胎盤の残り、血液が混ざった分泌物が「悪露(おろ)」です。 産後すぐは鮮やかな赤色ですが、2〜3週間で褐色に変わり、4〜6週間で透明または白っぽくなります。 悪露が長引く・臭いが強い・量が多いなどの異常がある場合は、感染症のサインの可能性もあります。 ナプキンの交換はこまめに行い、外陰部を清潔に保ちましょう。

③ ホルモンバランスの変化

妊娠中に増えていた女性ホルモン(エストロゲン・プロゲステロン)は、出産後に急激に減少します。 このホルモン変動が、肌荒れ、抜け毛、情緒不安定といったさまざまな不調を引き起こす原因になります。 また、授乳を続けることで分泌が増える「プロラクチン」や「オキシトシン」は、 母乳の出を促す一方で、排卵を抑えたり、眠気や情緒の揺らぎを生じさせることもあります。 この時期は“心と体のバランスが一時的に揺れるのが自然”と受け止め、 栄養と休息をしっかりとることを意識しましょう。

④ 骨盤・筋肉・姿勢の変化

出産により骨盤は大きく開き、骨盤底筋群がダメージを受けています。 そのまま放置すると、腰痛や尿もれ、姿勢の崩れの原因にもなります。 産褥期の終盤からは、医師の許可を得て軽い骨盤底筋トレーニングを始めるのがおすすめです。 ただし、体調が万全でないうちは無理をせず、深呼吸や軽いストレッチから始めましょう。

⑤ 体温・代謝・むくみの変化

産後はホルモンの影響で体温が上がりやすく、代謝も変化します。 血液やリンパの流れが滞りやすく、むくみを感じる人も多い時期です。 軽い足のマッサージや足湯で血行を促進し、体を冷やさない工夫を取り入れましょう。

これらの変化はすべて「回復へのステップ」です。 痛みや不快感があっても焦らず、体が自然に整うプロセスだと受け止め、 1日1日を丁寧に過ごすことが、健やかな産後リカバリーへの近道です。

時期別の過ごし方──産後1〜2週/3〜4週/5〜8週の「無理しない」指針

産後のママが赤ちゃんを抱きながらソファでゆったりと過ごす様子。温かい光が差すリビングで穏やかな時間を過ごしている。

褥婦期の過ごし方には明確なステップがあります。 出産直後からいきなり「元の生活に戻そう」としてしまうと、体調を崩したり、回復が遅れる原因になることも。 この章では、産後の時期別にどのように過ごすべきかを具体的に解説します。

【産後1〜2週間】とにかく安静に、赤ちゃんのそばで過ごす

出産直後は、体力・筋力・血液量ともに大きく消耗しています。 この時期は“動かない勇気”を持つことが何よりも大切です。 赤ちゃんの授乳と自分の睡眠を最優先にし、家事は家族やサポートに任せましょう。 体を温める、栄養をしっかり摂る、そして横になる時間をできるだけ確保することがポイントです。 この期間にしっかり休むことで、のちの回復スピードが大きく変わります。

【産後3〜4週間】短時間だけ活動、でも「疲れたら即休む」

体調が安定してきても、まだ油断は禁物です。 洗濯や簡単な調理など、短時間の家事なら始めても構いませんが、 立ちっぱなしの作業や重い荷物を持つことは避けましょう。 体が回復しきっていない段階で動きすぎると、悪露の量が増えたり、 子宮復古が遅れることがあります。 少し動いたら5〜10分休む――このリズムを意識するだけで、回復に大きな差が出ます。

【産後5〜8週間】少しずつ外出・軽い運動をスタート

産後1か月健診で問題がなければ、散歩やストレッチなどの軽い運動を取り入れてもOK。 ただし、息が上がるような運動や無理なダイエットはまだ控える時期です。 外出の際も、長時間の外気(外気曝露)は避け、 冷えや疲れを感じたらすぐに帰宅するようにしましょう。 この時期は、骨盤ベルトやガードルなどで骨盤をサポートしながら、 姿勢を意識して歩く練習を始めるのに最適です。 ゆるやかに「日常生活に戻る練習」を行うことで、心も体も安定していきます。

時期別に共通して大切なこと

  • 十分な睡眠を確保する(昼寝も回復の一部と考える)
  • 体を冷やさない(腹・足首・腰を温める)
  • 水分と鉄分をしっかり摂る
  • 家事・育児は家族とシェアし、自分を責めない
  • 体調変化があれば、我慢せず早めに受診する

褥婦期の過ごし方は、体の「回復リズム」を整えるための基本プランです。 頑張るよりも、「休む」「頼る」「ゆるめる」ことを意識して、少しずつ新しい生活に慣れていきましょう。

褥婦期に「注意すべきこと」ランキングTOP7

産後のママが注意点を書き出しながら赤ちゃんを見守る姿。安心感と前向きな雰囲気を感じるシーン。

褥婦期は、体が少しずつ回復していく大切な期間ですが、ちょっとした油断が体調不良につながることもあります。 ここでは、産後のママが特に気をつけるべきポイントをランキング形式でご紹介します。 日々の生活の中で「これだけは意識したい!」という7つの注意点をチェックしていきましょう。

第1位:長時間の立ち仕事・重労働・過度な外出をしない

出産直後の体は想像以上にデリケートです。 「少しなら大丈夫」と立ち続けたり動きすぎたりすると、子宮の回復が遅れたり悪露の量が増えることも。 体調が良くても1日1〜2時間を目安に動き、こまめに休憩をとりましょう。 動いた分だけ、同じ時間を「横になって休む」くらいの意識で過ごすのが理想です。

第2位:湯舟入浴は自己判断しない(1か月健診で確認)

子宮口が開いたまま湯舟に浸かると、細菌感染のリスクが高まります。 シャワーでの入浴を続け、医師から「湯舟OK」の許可が出てからにしましょう。 特に悪露が残っているうちは湯舟は控えるのが鉄則。 体を温めたい場合は、足湯や蒸しタオルなどで代用するのがおすすめです。

第3位:痛みや発熱・悪露の異常を見逃さない

37.5℃以上の発熱、悪露の色や匂いの変化、下腹部痛などは感染症のサインかもしれません。 「産後はこんなもの」と我慢せず、異変を感じたらすぐに医療機関へ。 特に、悪露が鮮血のまま1週間以上続く場合や、強い臭いを感じたときは早めの受診を。 早期発見が回復を早めるポイントです。

第4位:無理なダイエットや激しい運動を避ける

産後の体は脂肪や水分をエネルギー源として回復を図っています。 食事制限やハードなトレーニングをすると、母乳の質が落ちたり、ホルモンバランスを崩すことも。 ダイエットは、医師の許可が出てから徐々にスタートするのが基本です。 回復を優先し、まずは「深呼吸」や「骨盤底筋の意識」など軽い動作から始めましょう。

第5位:母乳トラブルを放置しない(乳腺炎予防)

授乳間隔が空いたり、乳房に母乳が溜まると「乳腺炎」を起こすことがあります。 乳房が赤く腫れる、痛む、熱っぽいといったサインが出たら早めに対応を。 頻繁な授乳・搾乳・温めマッサージが効果的です。 甘いものや脂肪分の摂りすぎも詰まりの原因になるため、食事バランスにも注意しましょう。

第6位:栄養・水分不足にならない

授乳期は1日に2〜3リットルの水分が必要といわれています。 特に鉄分・たんぱく質・ビタミンB群を意識して摂取し、疲れをためない食生活を心がけましょう。 水や麦茶、ルイボスティーなどノンカフェインの飲み物をこまめに飲むことが大切です。 栄養バランスが整うことで、母乳の出も良くなり、回復スピードもアップします。

第7位:気分の落ち込みが2週間以上続く場合は早めに相談を

マタニティブルーズは多くのママに見られる一過性の現象ですが、 2週間以上続く場合や涙が止まらない・何もやる気が起きないといった状態は「産後うつ」のサインかもしれません。 産婦人科や地域の保健センター、助産師相談など、専門機関に早めに相談しましょう。 「休むこと」「話すこと」「頼ること」が回復への第一歩です。

この7つのポイントを意識するだけで、褥婦期のトラブルは大きく減らすことができます。 出産を終えたママの体は、ゆっくり回復していく過程の真っ最中。 「焦らず、頑張りすぎず、自分を労わること」が、母としての最初のセルフケアです。

入浴・衛生と創部ケア──いつ湯舟OK?会陰/帝王切開部の守り方

産後のママが浴室でぬるめのシャワーを浴びている姿。清潔に保ちながら体をいたわる様子。

産後の入浴は「体を温めてリラックスしたい」と思っても、すぐに湯舟に浸かるのは避ける必要があります。 褥婦期の体は、子宮口がまだ完全に閉じておらず、感染症のリスクが高い状態。 また、会陰切開や帝王切開の傷も回復途中のため、清潔を保ちながら慎重にケアすることが大切です。

産後1〜4週間はシャワーのみが基本

産後3〜4週間ほどは子宮口が開いているため、湯舟に浸かると細菌が体内に入る危険があります。 この時期は、ぬるめのシャワーで短時間に済ませるのが基本です。 疲労回復やリラックス目的なら、足湯や蒸しタオルを活用して体を温めましょう。 また、入浴後は体を冷やさないよう、すぐに保温することも忘れずに。

湯舟に入れるのは「1か月健診」で医師の許可が出てから

一般的に、湯舟入浴が再開できるのは産後1か月健診以降です。 健診で子宮の戻りや悪露の状態を確認し、医師から「OK」が出たら徐々に再開しましょう。 湯舟に浸かる際は清潔な湯を使い、10分以内を目安に短めに。 体調がすぐれない日や出血が再開した場合は、再びシャワーのみに戻すことをおすすめします。

会陰切開・帝王切開のケア

会陰切開部や帝王切開の縫合部は、感染予防のために常に清潔を保つことが重要です。 入浴や排泄後は清潔なシャワーでやさしく洗い流し、柔らかいタオルで水分を軽く押さえるように拭き取ります。 座る際にはドーナツ型クッションを使うと、圧迫を避けて痛みが軽減されます。 痛みが強い場合は我慢せず、鎮痛薬の使用や医師への相談を行いましょう。

外陰部の衛生とナプキン交換のポイント

悪露の期間中は、ナプキンの交換を2〜3時間ごとに行うのが理想です。 長時間放置すると蒸れや雑菌の繁殖を招き、感染の原因になります。 また、香料付きナプキンは刺激が強くかぶれやすいため、無香料・低刺激タイプを選びましょう。 入浴前後での清潔ケアを習慣化することで、回復をスムーズに促すことができます。

体を温めながら回復をサポート

冷えは子宮の収縮を妨げ、悪露が長引く原因になります。 腹部や腰を温めることで血流が促進され、回復が早まります。 湯たんぽや腹巻きを活用し、体を冷やさない工夫をしましょう。 特に夜間授乳の際は、体を冷やさないようブランケットやカーディガンを準備しておくと安心です。

清潔を保ちながらも無理をせず、体のサインを見逃さないことが大切です。 入浴は「リラックス」と「回復」を両立させるケア。 焦らず、自分のペースで少しずつ取り入れていきましょう。

授乳・ミルク・栄養管理──初乳から量が安定するまで/乳腺炎を防ぐ生活術

日本人の産後ママが授乳クッションを使い、赤ちゃんに母乳を与えている様子。優しい表情で穏やかな空気感。

産後の授乳は「母乳が出るか不安」「ミルクを足しても大丈夫?」など、初めてのママにとって戸惑うことも多い時期です。 褥婦期は体の回復と同時に、母乳の分泌が少しずつ安定していく大切な時期。 ここでは、母乳の仕組みやケア方法、乳腺炎を防ぐための生活ポイントをまとめました。

母乳はいつから出る? 初乳から成乳への変化

母乳は出産直後からすぐに大量に出るわけではありません。 最初に分泌される「初乳」は、黄みがかった濃い色をしており、免疫成分が豊富で赤ちゃんを病気から守ってくれます。 初乳は産後3〜5日ほど続き、その後は栄養バランスの取れた「成乳」へと変化します。 分泌量が安定するまでには2週間〜1か月ほどかかるのが一般的です。

母乳の分泌をよくするコツ

  • 赤ちゃんが欲しがるたびに授乳する(頻回授乳)
  • 乳房をため込まないよう、定期的に搾乳する
  • 肩や背中を温めて血流を良くする
  • ストレスを溜めず、リラックスして授乳する

特に、赤ちゃんが吸う刺激によって母乳分泌ホルモン「オキシトシン」が分泌されやすくなります。 焦らず、赤ちゃんとのペースに合わせてゆっくり慣れていきましょう。

乳腺炎を防ぐ生活習慣

乳腺炎は、母乳が乳房内に溜まって炎症を起こすことで発症します。 症状としては、胸のしこり・発赤・痛み・発熱などが挙げられます。 予防のためには、授乳リズムを安定させること、食生活を整えることが重要です。

  • 母乳を溜めないようにする(3時間以上間隔を空けない)
  • 甘いもの・脂肪分の多い食事を控える
  • カフェイン・刺激物を減らす
  • 乳頭を清潔に保ち、傷があるときは早めに消毒する

ミルク育児との併用もOK

「母乳だけじゃ足りないかも」と感じるママも多いですが、ミルクを足すことは決して悪いことではありません。 厚生労働省の調査によると、産後1か月時点で「完全母乳」の割合は約50%、 「混合育児」または「ミルク育児」でミルクを取り入れている家庭も同程度の割合です。 大切なのは「母子ともにストレスのない方法を選ぶこと」。 授乳や搾乳が負担になりすぎる場合は、無理をせず助産師や専門家に相談しましょう。

授乳中に必要な栄養素

母乳を作るためには、血液から多くの栄養が使われます。 そのため、授乳中は以下の栄養素を意識して摂ることが大切です。

  • 鉄分:出産時の出血で失われやすい。赤身肉・レバー・小松菜・ひじきなど。
  • たんぱく質:母乳の主成分。魚・肉・卵・豆腐などをバランスよく。
  • カルシウム:骨や歯の健康維持。牛乳・小魚・チーズなどから摂取。
  • ビタミンB群:エネルギー代謝と疲労回復をサポート。玄米・納豆・緑黄色野菜など。

これらの栄養を意識することで、体調の回復や母乳の質向上にもつながります。 授乳期の食事は「栄養バランス」と「水分補給」をキーワードに、無理なく続けていきましょう。

褥婦期は、ママと赤ちゃんが“お互いを知っていく”時間でもあります。 焦らず、自分のペースで授乳や栄養管理を整えていくことが、健やかな産後リズムの第一歩です。

メンタルケアと受診目安──マタニティブルーズと産後うつの違い・相談先リスト

産後のママが窓際で深呼吸し、心を落ち着けている様子。柔らかな光に包まれた穏やかなシーン。

出産後のママは、ホルモンの急激な変化や育児への不安、睡眠不足などにより、 心が大きく揺れ動く時期を迎えます。 この「心の揺らぎ」は誰にでも起こる自然な反応ですが、 放置すると心身のバランスを崩してしまうこともあります。 ここでは、褥婦期に起こりやすいメンタルの変化と、早めに相談すべきサインを紹介します。

マタニティブルーズとは?

出産後3〜10日ごろに多く見られる一時的な気分の落ち込みが「マタニティブルーズ」です。 涙もろくなる・理由もなく不安になる・急にイライラするなどの症状が現れます。 原因は、女性ホルモン(エストロゲン・プロゲステロン)の急激な減少に加え、 出産や授乳による睡眠不足、環境変化によるストレスなど。 通常は2週間以内に自然と落ち着きますが、長引く場合は早めの受診を検討しましょう。

産後うつの特徴とサイン

マタニティブルーズが一過性なのに対し、 2週間以上気分の落ち込みが続き、日常生活に支障をきたす場合は「産後うつ」の可能性があります。 以下のような症状が当てはまる場合は、迷わず医療機関へ相談しましょう。

  • 何をしても楽しいと感じられない
  • 強い罪悪感や無力感を抱く
  • 食欲や睡眠リズムが大きく乱れる
  • 涙が止まらない、または突然泣いてしまう
  • 極度の疲労感や倦怠感が抜けない

産後うつは10〜15%のママに見られるとされ、誰にでも起こり得るものです。 「自分だけがおかしい」と思い込まず、早期に周囲へ助けを求めることが大切です。

家族の理解とサポートがカギ

ママの心の安定には、家族の協力が欠かせません。 特にパートナーは、夜間の授乳サポートや家事分担を通じて「一緒に育児をしている」実感を持たせることが重要です。 「ありがとう」「頑張ってるね」の一言が、ママの安心感につながります。 また、実家や友人、地域の支援サービスなど頼れる人を事前にリストアップしておきましょう。

相談できる場所リスト

  • 産婦人科:体調と心の両面を相談可能。診察時にメンタルの変化も伝えましょう。
  • 自治体の保健センター:助産師・保健師による母子相談や家庭訪問が受けられます。
  • 心療内科・精神科:長引く不調や不安が強い場合に専門的な治療を受けられます。
  • 地域の育児支援センター:育児仲間との交流や専門家への無料相談が可能。
  • ママ向け相談ダイヤル:全国どこからでも利用できる24時間対応窓口(例:#8008 など)。

セルフケアのコツ

  • 完璧を目指さない。「今日はこれだけできた」で十分。
  • 昼寝や深呼吸など、短時間でも自分のリセット時間を作る。
  • 外の空気を吸い、日光を浴びることで気分を整える。
  • 信頼できる人に、感じていることを言葉にして伝える。

褥婦期のメンタルケアは、「体を休めること」と同じくらい大切です。 心が疲れたら、頑張りすぎているサイン。 一人で抱え込まず、サポートを受けながら少しずつ前を向いていきましょう。

産後のダイエットにはMommy Gymがおすすめ

Mommy Gymは産後のお悩みに特化したボディメイクメソッドで産後のお悩みに悩まれているママの心身のトラブルを解決するために作られたパーソナルジムです。

HP:https://astp.website/mommygym/

特徴

・コンディショニング重視の産後ケアメソッド
 産婦人科医監修の安全なトレーニング設計。産後の身体に配慮したプログラムで無理なく理想のボディへ。

・専門チームによる包括的なサポート
 産後専門トレーナー・医師・栄養士が連携し、一人ひとりの体調や生活リズムに合わせたプログラムを作成します。

・お子様連れOK
 お子様と一緒に通えるジムだから、無理なく続けられます。

料金・コース

コース名月額料金(税込)一回あたり金額備考
サブスク436,000円9,000円月4回
サブスク651,000円8,500円月6回
サブスク864,000円8,000円月8回

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