出産を終えたあと、「またお腹が痛い……」と感じたことはありませんか? それは「後陣痛」と呼ばれる、出産後に子宮が元の大きさへ戻ろうとする際に起こる自然な体の反応です。 産後の痛みや疲労に加え、育児も始まる時期だからこそ、「これは普通の痛みなの?」「どうケアすればいいの?」と不安を抱えるママも少なくありません。 この記事では、後陣痛の原因や医学的なメカニズム、そして自宅でできるケア方法を専門的な見地からわかりやすく解説します。 さらに、回復期の体をサポートするパーソナルトレーニングの活用法もご紹介。 「痛みを我慢せず、穏やかに産後を過ごす」ためのヒントをお届けします。
後陣痛とは?出産後にも続く“子宮の収縮痛”

出産を終えた直後から数日間、下腹部にズーンと重い痛みを感じることがあります。 それは「後陣痛(こうじんつう)」と呼ばれ、出産によって大きくなった子宮が、再び元の大きさへ戻る過程で起こる自然な生理的反応です。 ここでは、医学的な視点から後陣痛の仕組みと特徴を解説します。
子宮が元の大きさに戻るための自然な反応
妊娠中、子宮は通常の約20倍の大きさまで拡張し、胎児や羊水を支えていました。 出産後は、子宮が「収縮」することで内部の血液や老廃物を排出し、妊娠前の状態に戻ろうとします。 この収縮の過程で痛みが発生し、それが「後陣痛」と呼ばれます。 痛みは主に下腹部や腰の奥に現れ、生理痛のような鈍い痛みから、陣痛に似た強い痛みまでさまざまです。
オキシトシンが引き起こす子宮収縮
出産後、母体の脳下垂体から分泌されるホルモン「オキシトシン」が、子宮の筋肉に働きかけて収縮を促します。 特に授乳中に「お腹がキューッと痛む」と感じるのは、乳首の刺激によってオキシトシン分泌が活発になるためです。 これは体の自然な回復反応であり、出産後の子宮をきれいに戻すために必要なプロセスでもあります。
経産婦ほど痛みを強く感じやすい理由
初産婦と比べて、経産婦(2回目以降の出産)では後陣痛を強く感じる傾向があります。 これは、一度伸びた子宮の筋肉が収縮する力が弱くなっており、元の状態に戻すためにより強い収縮が必要になるためです。 日本産婦人科学会の統計では、経産婦の約7割が「産後2〜3日目に強い痛みを感じた」と報告しています。 そのため、特に授乳中のママは、強いお腹の張りや差し込むような痛みを感じることがあります。
痛みの期間と注意すべきサイン
後陣痛は通常、出産当日から3日ほどがピークで、1週間程度で落ち着くケースがほとんどです。 ただし、悪露の量が極端に多い、発熱がある、痛みが1週間以上続くといった場合は、子宮内感染や血腫などの可能性もあります。 痛みを我慢せず、助産師や産科医に相談することが大切です。 後陣痛は「体が回復している証拠」でもありますが、無理せずケアを行うことが早い回復につながります。
後陣痛が起こる主な原因と痛みが強くなるケース

後陣痛は誰にでも起こりうる自然な体の反応ですが、その原因や痛みの強さには個人差があります。 ここでは、医学的な観点から後陣痛が起こるメカニズムと、特に痛みが強く出やすいケースを詳しく解説します。
ホルモン「オキシトシン」による子宮収縮
後陣痛の最大の原因は、授乳や出産後に分泌されるオキシトシンというホルモンです。 このホルモンは、子宮の筋肉を収縮させることで子宮を元の大きさに戻し、悪露(おろ)や残留物を排出する働きを持ちます。 授乳の刺激でオキシトシン分泌が増えるため、授乳中にお腹が「キューッ」と痛むのは自然な反応です。 痛みは一時的で、子宮の回復が順調に進んでいるサインでもあります。
経産婦ほど強く感じやすい理由
経産婦(2回目以降の出産)は、初産婦に比べて後陣痛を強く感じやすい傾向があります。 これは、一度伸びた子宮の筋肉が収縮する際、より大きな力が必要となるためです。 日本産婦人科学会のデータによると、経産婦の約70%が「産後2〜3日目に強い痛みを感じた」と報告しています。 子宮がしっかりと元の位置へ戻る過程で生じる痛みであり、体の回復プロセスの一部といえます。
子宮収縮剤の使用による影響
出産後の出血を防ぐために「子宮収縮剤」が使用される場合があります。 この薬は子宮を早く収縮させる効果がありますが、一時的に痛みを強めることがあります。 ただし、これは医学的に必要な処置であり、痛みが強いときは鎮痛剤を適切に使うことでコントロールできます。 無理に我慢せず、医師や助産師に相談することが大切です。
多胎妊娠や巨大児による子宮の過伸展
双子・三つ子などの多胎妊娠や、赤ちゃんが大きい場合(巨大児)は、妊娠中に子宮が通常よりも大きく伸びているため、 元に戻る過程でより強い収縮が必要になります。 この結果、後陣痛の痛みが強く出やすくなる傾向があります。 同様に、羊水過多や長時間の分娩も、子宮への負担が大きくなる要因のひとつです。
帝王切開後にも起こる後陣痛
「自然分娩じゃないから後陣痛はない」と思われがちですが、帝王切開でも後陣痛は起こります。 子宮の収縮は分娩方法に関係なく起こるため、創部の痛みと重なり、より不快に感じることもあります。 痛みが強い場合は、体を温めたり、横向きの姿勢で安静にすることで軽減できます。 医師の指導のもと、無理のない範囲でケアを行いましょう。
痛みの感じ方と日常生活への影響

後陣痛の痛みは「子宮が回復している証拠」ですが、痛みの強さや部位には個人差があります。 ここでは、実際に多くのママが感じている痛みの特徴や、日常生活への影響、注意すべきポイントを解説します。
痛みの感じ方は人それぞれ
後陣痛の痛みは、生理痛のような鈍い痛みから、陣痛のように波を打つ強い痛みまで幅があります。 一般的に、下腹部や腰の奥、骨盤まわりに痛みを感じるケースが多く、特に授乳時や夜間に強くなる傾向があります。 これは、授乳によって分泌されるオキシトシンが子宮収縮を促すためです。 また、出産経験が多いほど痛みを強く感じる傾向があるのも特徴です。
生活への影響:睡眠不足・姿勢の崩れ・ストレス
産後は体力の回復が追いつかない中で育児が始まるため、後陣痛による不快感が生活全体に影響することもあります。 夜間の授乳時に痛みが強くなり眠れない、痛みを避けようとして猫背になり肩こりが悪化するなど、 身体的な疲労が精神的ストレスにつながるケースもあります。 後陣痛の痛みを軽視せず、休息やリラクゼーションの時間を意識的に取ることが大切です。
後陣痛のピークと回復の目安
痛みのピークは多くの場合、出産後2〜3日目とされています。 この期間を過ぎると徐々に軽くなり、1週間〜10日ほどで落ち着くことが一般的です。 ただし、悪露の量が多い、熱が出る、痛みが1週間以上続くといった場合は、子宮内感染などの可能性があるため早めの受診を推奨します。 「痛みがある=回復が進んでいる」と前向きに捉えつつも、異常があれば我慢せず医師に相談することが大切です。
メンタル面への影響も見逃さない
産後のホルモンバランスの変化は、身体だけでなくメンタルにも影響を与えます。 強い痛みや睡眠不足が続くことで、気分の落ち込みや焦燥感を感じることもあります。 痛みを我慢せず周囲に助けを求めること、リラックスできる時間を確保することが、心の回復にもつながります。 産後の体と心は一体です。無理せず「休む勇気」を持ちましょう。
医学的に推奨される後陣痛のケア方法

後陣痛は自然な生理的反応であり、すべての産後ママに起こり得ます。 しかし、痛みを我慢する必要はありません。 医学的に推奨されるケアを行うことで、痛みをやわらげながら体の回復を助けることができます。 ここでは、専門家の見解に基づいた効果的なケア方法を紹介します。
1. お腹を温めて血流を促す
体を冷やすと血流が悪化し、痛みを強く感じやすくなります。 お腹まわりを温めることで子宮の収縮がスムーズになり、後陣痛の軽減につながります。 湯たんぽや温かいタオル、軽いシャワーで温めるだけでも効果的です。 ただし、産後間もない時期は長湯を避け、体力を消耗しない範囲で行いましょう。
2. 楽な姿勢でリラックスする
痛みが強いときは、無理に仰向けにならず、横向きや少し膝を曲げた姿勢で休むのがおすすめです。 抱き枕やクッションを使うと、腹圧がかかりにくくリラックスしやすくなります。 また、深呼吸を取り入れることで副交感神経が優位になり、筋肉の緊張が和らぎます。 「リラックスすること」自体が痛みを軽減する重要なケアのひとつです。
3. 優しくお腹をさするセルフマッサージ
軽くお腹をさすったり、腰を手のひらで温めるようにマッサージすることで血流が改善し、痛みの緩和が期待できます。 強く押す必要はなく、円を描くようにやさしく触れるだけで十分です。 医療機関によっては助産師が子宮収縮の状態を確認しながらマッサージを行う場合もあります。 自己流で不安なときは、専門家にアドバイスをもらうと安心です。
4. 医師の指示で鎮痛剤を使用する
痛みが強い場合や睡眠の妨げになる場合は、医師の指示に従って鎮痛剤を使いましょう。 一般的に産後でも使用できる鎮痛薬(アセトアミノフェンなど)が処方されることが多く、母乳への影響も少ないとされています。 「薬を使うのは悪いこと」と我慢せず、回復を優先することが大切です。
5. 食事と休息で体の回復をサポート
バランスのとれた食事と十分な休息は、子宮の回復を助ける基本です。 特に、鉄分・たんぱく質・ビタミンCを含む食品(赤身肉、卵、ほうれん草、果物など)を意識的に取り入れましょう。 また、水分をしっかり補給することで血流が良くなり、痛みの緩和にもつながります。 体が「治る力」を発揮できる環境を整えることが、何よりのケアです。
産後の身体回復を支えるパーソナルトレーニングの重要性

後陣痛が落ち着いてくるころ、少しずつ「体を動かしてみようかな」と思える余裕が出てくる方も多いでしょう。 ただし、出産直後の体は想像以上にダメージを受けています。 自己流で運動を始める前に、医師やトレーナーの指導のもと、産後に適した運動を安全に取り入れることが大切です。 ここでは、産後の身体回復に役立つパーソナルトレーニングの効果を紹介します。
骨盤底筋を整えることで尿もれや姿勢の乱れを防ぐ
妊娠・出産で最もダメージを受ける筋肉のひとつが「骨盤底筋群」です。 この筋肉が緩むと、尿もれや姿勢の歪み、腰痛などのトラブルが起こりやすくなります。 パーソナルトレーニングでは、呼吸を意識しながら骨盤底筋を優しく引き締めるエクササイズを行い、インナーマッスルの再教育をサポートします。 これにより、子宮の位置が安定し、骨盤まわりの血流も改善されます。
血流促進と代謝アップで回復をサポート
軽いストレッチや有酸素運動を取り入れることで、体内の血流が促進され、子宮の回復を助けます。 また、代謝が高まることで冷えやむくみの改善にもつながります。 無理な負荷をかける必要はなく、1日10分のウォーキングや深呼吸を意識した軽運動でも十分効果があります。 体を動かすことで、ホルモンバランスが整い、メンタル面の安定にもつながります。
マンツーマン指導で「産後の今の体」に合わせた運動を
産後の回復スピードや体調は人それぞれ異なります。 パーソナルトレーニングでは、出産時の状況や体の状態に合わせてメニューを調整し、 「動かすべき筋肉」と「休ませるべき部位」を見極めながら安全に進めます。 また、トレーナーのサポートにより、正しい姿勢やフォームを意識できるため、効果的に体を整えることができます。
運動がもたらすメンタルケア効果
産後はホルモンの急激な変化によって、気分の落ち込みや不安を感じやすくなります。 軽い運動によって分泌される「セロトニン」や「エンドルフィン」は、心を落ち着かせる効果があります。 ジムで体を動かす時間を「自分を取り戻す時間」として活用することで、育児のストレスも軽減されます。 体を整えることは、心を整えることにもつながります。
無理をせず「段階的に」始めることが大切
出産後6〜8週までは、体の回復を最優先にしましょう。 医師の許可が出たタイミングで、軽いストレッチや骨盤底筋トレーニングから始めるのがおすすめです。 後陣痛が完全に落ち着くまでは、長時間の運動や腹筋系のトレーニングは避けてください。 「ゆっくり、でも確実に」自分のペースで体を取り戻すことが、健康的な産後ライフの第一歩です。
産後のダイエットにはMommy Gymがおすすめ

Mommy Gymは産後のお悩みに特化したボディメイクメソッドで産後のお悩みに悩まれているママの心身のトラブルを解決するために作られたパーソナルジムです。
HP:https://astp.website/mommygym/
特徴
・コンディショニング重視の産後ケアメソッド
産婦人科医監修の安全なトレーニング設計。産後の身体に配慮したプログラムで無理なく理想のボディへ。
・専門チームによる包括的なサポート
産後専門トレーナー・医師・栄養士が連携し、一人ひとりの体調や生活リズムに合わせたプログラムを作成します。
・お子様連れOK
お子様と一緒に通えるジムだから、無理なく続けられます。
料金・コース
| コース名 | 月額料金(税込) | 一回あたり金額 | 備考 |
| サブスク4 | 36,000円 | 9,000円 | 月4回 |
| サブスク6 | 51,000円 | 8,500円 | 月6回 |
| サブスク8 | 64,000円 | 8,000円 | 月8回 |


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